まごマネージャーになる
持続可能な地域社会とするためには、課題解決の推進役として若い人材の参画が重要です。ソンリッサが地域社会と若者を結ぶハブとなり、長期的に地域福祉に貢献できる人材を育成して、地域課題の解決を促しています。そのために“認定まごマネージャー育成プログラム”によって、若者が早期に地域社会と繋がりを持つ経験を積み、地域福祉への関心を持って具体的に貢献する機会の創出を行っています。
若者が主人公。
「認定まごマネージャー育成事業」について
地域福祉に興味を持ち、何かアクションを起こしたい
「認定まごマネージャー育成事業」は、群馬県と協力して実施しており、その立ち上げの背景には、私たちソンリッサが活動していく中で、多くの若者からの「一緒に取り組みをしたい」という声に応えてきたことがあります。若者たちは「地域で何かを始めたいけれど、具体的にどうすればいいか分からない」「地域における課題や現状に違和感を覚えている」「地域活動や多世代交流に積極的に関わりたい」というように地域福祉に興味を持ち、何かアクションを起こしたいと考えていました。私たちはこれらの想いに耳を傾け、その声に応える形でプロジェクトを立ち上げました。
地域に新たな繋がりやコミュニティが誕生
例えば作業療法士として活動していた若者は珈琲を通じて地域コミュニティを結びたいと考え、カフェでの修行を経て高齢者向けの「珈琲の淹れ方講座」のサロンを定期開催しました。また、高齢者のライフヒストリーを聞いてあげて、“自分史”としてまとめるプロジェクトを始める若者もいました。
さらに、看護師として活動していた或る若者は、高齢者の人生最期の望みを考える機会を提供することを目指し、「人生100年これからゲーム」というカードゲームを通じて、自分の人生の選択や大切にしたいことを若者と楽しみながら考えるプロジェクトを始めました。その他にも高齢者向けの「健康体操」「男性料理教室」「文通」「地域マルシェ」など、若者たちの個性や関心から様々なプロジェクトが生まれ、地域に新たな繋がりやコミュニティが誕生しました。
目的
- 1地域福祉に貢献したいが具体的なアクションに結びついていない若者に対して、研修を通してやりたいことを明確にし、地域福祉に参加する後押しをすること
- 2群馬県内でソンリッサが提供している高齢者向けサービスをリードできる若手人材を育成すること
特徴
- 1全国の一流講師陣から事例や対話を通して学べます
- 2想いを持った多様なメンバーと共に学べます
- 3行政、地域包括支援センター、社会福祉協議会、民生委員の方から地域福祉について直接学べます
- 4体系立てた研修プログラムと個別フォローにより、計画策定・実践を学べます
- 5個別メンタリングを通して、自分の想いややりたいことをメンターと共有し、言語化します
まごマネージャーの育成ステップ
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1自分を知る
自分についての理解を通して、自分の想いややりたいことを明確化し、自分の想いや課題・違和感を共有し、社会に対してどのような価値を提供していくのかを言語化します
- 活動テーマのための棚卸しワーク作成・ブラッシュアップ
- ライフチャート作成
- 受講生同士の対話による自己理解の促進
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2地域を知る
地域課題や制度、地域を取り巻く関係者との対話を通して、地域への理解を深めます
- 自治会の現状の調査・関係者からインタビュー
- 地域の関係者からの活動紹介とパネルディスカッション、研修生との対話の実施
- 地域で実施している講話との対話
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3現場を知る
地域の現場で高齢者との関わりを通して、高齢者の気持ちや背景を汲み取ります
- ソンリッサの実際の活動に参加し、高齢者の生活や様子を体感する
- 現場の活動で地域の関係者から話を伺う。
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4実践する
自分の想いをぶらさずに仲間と共に計画を立ててそれを実践します
- 地域でのプロジェクトの企画立案から実施
- 事業計画ブラッシュアップのレクチャー
- ピアフィードバック
- 個別メンタリング
- 中間発表会、最終発表会
認定まごマネージャー育成プログラムについての詳細、開催情報、その他
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