まごマネージャーとは

まごマネージャーとは

高齢者に「まご」のような距離感で接し、一人ひとりのニーズに応じて地域資源をマネジメントする若者を「まごマネージャー」と名付けました。「まごマネージャー」は地域福祉に興味を持ち、自らプロジェクトを立ち上げます。祖父母と孫のようなフラットな関係性で、「支援する・される」を分けずに、お互いが対等に関わり、自然な形で日常的な交流を築くことを目指しています。

高齢者が孫のよう慕い、
若者にとっては”新たな居場所”に

ソンリッサに関わる地域福祉に貢献したい若者の特徴として「地域の課題や現状に違和感を覚えている」「地域活動や多世代交流に関わりたい」「地域で何かを始めたいけれど、具体的にどうすればいいかわからない」というものがあります。これは、”モチベーションもポテンシャルもあるけれど地域福祉との接点を持てていない”ということです。一方で、地域社会とのつながりのない高齢者は「話し相手がいない」「生きがいがない」「人に頼れず一人で問題を抱える」という状況があります。これは、”他者や地域からの興味関心の目が向かず孤立する”ということです。

居場所づくり・相談支援

ソンリッサでは地域福祉に興味のある若者を「まごマネージャー」に育成して活躍を促すことによって、分断されている二者を繋いでいます。その結果、”若者は地域や他者に興味関心を持つことで地域社会に入り、”高齢者は生きがいや社会的役割を持つことで地域社会と繋がります。”この連鎖によって、ソンリッサのビジョンである「ひとりで抱えずに、優しいつながりが、溢れる社会 」に繋がると考えながら事業をしています。

まごマネージャーが備えるマインドやスキル

まごマネージャー
  • 信頼関係構築のために相談する、頼るといった自己開示が自然にできる
  • 自分の想いややりたいことが地域活動にどのように繋がっているのかを言語化して、分かりやすく人に伝えることができる。
  • 価値観の異なる多様な世代の地域の人と関わることの楽しさを高齢者や他の若者に伝えられる
  • ステークホルダーと連携し、相手を社会資源と繋げるコーディネートを行えるスキルを持っている

地域社会を巡る若者と高齢者の実態 
~まごマネージャーに期待される役割~

地域福祉に貢献したい若者の状況

まごマネージャー 地域の課題や現状に違和感を覚えている
地域活動や多世代交流に関わりたい
地域で何かを始めたいけれど
具体的にどうすればいいかわからない

地域社会との繋がりのない高齢者の状況

話し相手がいない
生きがいがない
人に頼れず一人で悩みや問題を抱える
誰にも気にかけてもらえない
日常的に他者との関わりがない

まごマネージャーの存在によって、「モチベーションもポテンシャルもあるけれど地域福祉との接点を持てていない若者」と「他者や地域からの興味関心の目が向かず孤立する高齢者」を地域社会で繋ぎます。

まごマネージャーが世代間のハブとなり
地域が活性化

若者が孫のように高齢者と日常的に自然な関係を築くことで、高齢者側は日常的に話し相手が増え、笑顔が増えます。そうすると今度は若者に対して自身の知見や学びを伝え、時には相談に乗ったり、おせっかいをかけたりもします。一方で若者にとっても地域での居場所ができ、高齢者や地域から文化を学び、愛情を受け取ることで自然と他者や地域への貢献心が育まれ、社会に出るための糧となります。

まごのような自然な日常性の関わり

このように、地域や他者に興味関心を持った若者が地域に入り、高齢者は生きがいや社会的役割を持って地域社会で繋がる世代間交流による優しい繋がりは、地域社会が継続的に活性化するために欠かせないものとなります。
ソンリッサでは認定プログラムによって、未来のまごマネージャーを養成しています。

認定まごマネージャー育成事業