【12/16 「地域に愛されるふくし実践オンラインイベントを開催致しました!】

 昨年12月16日(水)19時00分~20時30分に、地域福祉や地域づくりに興味がある⽅向けのオンラインイベントを開催し、スタッフも合わせて合計20名以上が参加するイベントとなりました。

 今回は「地域福祉活動の⽴ち上げと実践」をテーマに、講師に『NPO法⼈花』の⽬崎様と、『NPO法⼈きなね』の伊部様をお招きし、NPOを1から⽴ち上げ、居場所づくりやイベント開催を実施しているお⼆⼈から地域福祉の実践についてお話しいただきました。

■当日のタイムスケジュール
 19:00〜19:10 本イベントの主旨説明
 19:10〜19:30 講和「NPO法⼈きなねの⽴ち上げと実践」
 19:30〜19:50 講和「NPO法⼈花の⽴ち上げと実践」
 19:50〜20:00 パネルディスカッション 質疑応答
 20:00〜20:20 ブレイクアウトルームに分かれてディスカッション
 20:20〜20:30 まとめ

■ゲスト講師
 ★NPO法人 きなね リンク先: https://www.instagram.com/kinane.gunma/
 ★NPO法人 花   リンク先: https://npo-hana.lsv.jp/

 今回の⽬的として、地域で何かを実践したいが、どこから始めて良いか分からない⽅、地域づくりや多世代交流に関わりたい⽅などに参加して頂き、オンラインイベントを通して、地域福祉活動に興味のある⽅の繋がりや、共に助け合うコミュニティづくりを⽬指し開催致しました。

 初めに群⾺県介護⾼齢課 認知・地域⽀援係 係⻑佐藤様より開始の挨拶と『2024年度 ⾼齢者と若い世代との交流による⾼齢者孤⽴対策実証事業』についてご説明をいただきました。次に当法⼈代表萩原より、当イベントを開催するに⾄った経緯や⽬的、参加者共通のグランドルール、当法⼈を⽴ち上げた経緯などのついて説明をさせていただきました。

■ゲスト講師による講話

◎『NPO法⼈きなね』伊部佑⾹様の講話   「繋がりがあなたを笑顔にする」

【NPOを⽴ち上げるに⾄るまでのこれまでの経緯】

 ⼤学時代に祖⽗の病気をきっかけに作業療法⼠を⽬指し、⼤学時代に⺟の膵臓がんを経験。作業療法⼠として病院で働きながら、在宅で⺟の介護をしてきた中で家族介護の限界を痛感。医療では制度内でしか関わる事の出来ない患者さんだが、“もっと密に⼈の⽣活に関わりたい”という想いから、両親が経営していた建築会社に転職し『コレクティブハウス』『地域福祉活動』に出会う。「地域でのつながり⽀援」に関わっていきたいという想いから、2024年3⽉に『NPO法⼈きなね』を設⽴された。

 NPO法人きなねは、『人との繋がりに価値を感じる社会をつくる』をミッションとしています。運動不足解消や孤独孤立対策、地域コミュニティの形成を目指しながら、世代を問わず「思わず参加したくなる」イベントを企画・運営しています。

【主な活動内容】

 地域⾷堂づくり⽀援、作業療法⼠によるヘルスケア講座や地域防災意識向上イベントなどの研修・イベント事業、⽣活・健康相談LINEツールなど、多様な地域⽀援活動を実施し地域住⺠の交流を促進する取り組みを展開している。

「⼈とのつながり」を⼤切に、孤⽴防⽌や地域教育、防災活動、⼦育て、誰もが健康で幸せに⻑⽣きできる社会を⽬指し、きなねを通して繋がり、生活に彩をもたらす事業や、コレクティブハウスの実現に向けて、今後更なる活動も展開されるそうです。

 ◎『NPO法⼈花』⽬崎智恵⼦様の講話   「誰もが寄り添える場づくり」

 【NPOを⽴ち上げるに⾄るまでのこれまでの経緯】

 これまでの様々な専⾨的なキャリアを経験した中で、⼦どもから⾼齢者、障がい者など、今後ますます社会的⽀援の必要性が増していく中で、「しかるべき機関に繋がらない」、「困っているけどどこに相談にしたらよいか分からない」、「誰かと繋がりたい」という声を、市⺠からよく⽿にするようになった。

 このことをきっかけに「困った時に相談に行ける、気軽にふらっと立ち寄れる。生きがいがもてる、そんな場所を作りたい!」と思い、各分野の専⾨家が集まり共⽣型の居場所として拠点を持ち、総合的な相談を⾏える場『NPO法⼈花』を2022年10⽉に設⽴された。

【主な活動内容】

 気軽にふらっと立ち寄れる居場所「コミュニティカフェ和」や「オレンジさくらカフェ(認知症カフェ)」、「⾷の保健室(管理栄養⼠による相談)」など、福祉や地域⽀援のニーズの変化に対応し、誰もが気軽に過ごせる居場所づくりを⽬指して活動を展開。また、2024年12⽉、学⽣ボランティア団体「わっか」の発⾜をし、⼤学と連携した地域を含めた実践も推進されているそうです。

 ◎登壇者との対話、質疑応答(以下、要約内容を記載)

<質問内容 ① 活動の苦労と乗り越え⽅ >

 ・伊部様:悩んだときは深く考えず、実現したいことに集中。⺟への思いを原動⼒に。

 ・⽬崎様:⼀⼈では出来ることが少ない為、制度や連携を活⽤し、たくさんの⼈たちとまずは繋がる事。その⽇々の繋がりを1つ1つ築くことを重視している。

<質問内容② 活動開始へのアドバイス >

 ・伊部様: 気になったらすぐに⾏動、実践者に直接会いに⾏く。とりあえず繋がろう。

 ・⽬崎様: ⼩さなステップから始めて、やりたいことを⼝に出して周囲に伝えます。

<質問内容 ③ モチベーションを保つには >

 ・伊部様:⼈が好き、⼈と繋がっていたい!という想いを大切にしている。

 ・⽬崎様:周りの⼈たちの笑顔を⾒る。家族で旅⾏に行って幸せと感謝の想いを感じる。

<質問内容④ 活動の課題 >

 ・伊部様:SNS発信、どのようにすれば⾃分たちを更に知っていただけるか。周知活動。

 ・⽬崎様:賛同してくれる⼈を募る事、活動を広げすぎない事。こだわりすぎず、ほどほどに⾃分たちでやれることを意識する。

など、さまざまな質問をさせていただき、オンラインイベントに参加された多くの方々とディスカッションさせていただきました。

◎最後に登壇者から参加者へメッセージ

 ・⽬崎様:是⾮、直接逢って繋がり、一緒に何かを始められたら嬉しいです♪

 ・伊部様:これからも⾃分がやりたいことを⼀⽣懸命にやっていきます。社会のために活動できるように頑張ります。

◎当法⼈萩原より

 地域で暮らす⼀⼈⼀⼈が少しでも地域のことを⾃分なりに考え、⾏動していくことが⼤切だと考えています。そんな⽅々が一人でも多く、地域の為に活躍できる場を⾒出していくことも、私たちソンリッサの役割だと感じています。今後の活動でもよりその事も意識し活動していきたいと思います!

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