群馬県共同募金会「そだてる」助成を受けて、Tayory事業を実施します。
高齢者の孤独・孤立問題は現在の制度では解決されない問題であり、繋がりをもちたいのにもてない高齢者は孤独感や寂しさを抱えています。この課題に対して政府は「社会的処方」に注目し、骨太の方針2021にも明記しました。この「社会的処方」を実現する新しいサービスが高齢者500人のヒアリング結果から開発されたTayoryです。
Tayoryは、まごのような世代と楽しいコミュニケーションを通し、高齢者の想いを汲み取り、地域社会につなげることで、日々の役割や生きがいを見出します。その結果、高齢者は活き活きと笑顔で自分の役割を持つことができ、活動的な状態を実現します。社会とのつながりや生きがいを持つことは、健康寿命の延長に寄与することが報告されています。
高齢者が孤独・孤立を感じるのは、その人に対する周囲からの興味・関心がなくなることが大きな要因と考えられます。そして、自分自身への関心も薄らいできて、孤立化が深刻化していきます。このような「望まない孤独・孤立」を改善するために最も必要なことは、その方の想いや状況に関心を寄せながら、暮らしをサポートしてくれる人が身近にいることです。
周囲から関心の目を向けられる機会を失った高齢者が、だれかとコミュニケーションをとることで、自分の楽しみや生きがい、想いをくみ取ってもらう機会を再び得ることができます。そのコミュニケーションを意図的ながらも自然な形で行い、「やさしいつながり」をつくりだすことができるとソンリッサでは考えています。
この事業は赤い羽根共同募金会の助成を受けて実施します。